住宅ローン控除申請に必要なもの

私の場合は土地と建物の両方を住宅ローンで支払ったので、その証となる登記簿謄本や銀行のローン残高証明書が必要でした。

また、建物は環境基準を満たした長期優良住宅であるため、その証となる長期優良住宅建築等計画の認定通知書の写しも必要でした。

控除額は借主の所得など様々な条件から算出されますが、最も控除額に影響するものはローンの残高です。そのため、私の場合は16万4千円控除されましたが、ローン残高=控除対象額の満額であったことから、多いほうであるという点だけご注意ください。

【e-taxを利用した住宅ローン控除申請に必要な書類_土地・建物(長期優良住宅)の場合】
・勤務先の源泉徴収票(勤務する会社から入手)
・住宅ローンの借入金残高証明書(借入先金融機関から入手)
・土地・建物の登記簿謄本(法務局から入手)
・売買契約書または建築請負契約書(ハウスメーカー経由で入手)
・長期優良住宅建築等計画の認定通知書の写し(ハウスメーカー経由で入手)
・住宅用家屋証明書(ハウスメーカー経由で入手)
・マイナンバーカード(本人確認書類:住民票等)
(認定住宅新築等特別税額控除額の計算明細書はe-taxの申請の手続きの中で起票、提出ができます)

※マイナンバーカードの入手には手続きが必要です。別記事で紹介します。

聞きなれない書類が多く揃えるまで苦労しました。ずぼらな私には大変でしたが、源泉徴収票・登記簿謄本・マイナンバーカード以外は既に手元にあるはずの書類ですので、人によっては容易に揃えられると思います。

登記簿謄本も現在はオンライン申請(インターネット)で取り寄せられるため、自宅にいながら手続きが可能です。

ここで手続きの中の一つの障壁となるのが、マイナンバーカードとカードを読取るためのICカードリーダーの設定となります。

日頃パソコンを使って様々なソフトウェアをインストールしたり設定したりしている人にとってはどうということはないのですが、e-taxを利用しようとする人の半数はそうではないと思います。

難しい理由として、マイナンバーカードに設定した利用者証明用電子証明書のパスワードを忘れてしまっている場合が多く、再設定のためには市区町村の役所に行かなければならないことがあります。

また、カードを読取るための環境設定のなかで、インターネットエクスプローラーのバージョンやJavaScript、対応のICカード、カード管理用のソフトウェアをそれぞれ決められた要件のものを揃えなければならないことがあります。

私自身、マイナンバーカードのパスワードをミスし、再発行のために会社に行く前に市役所に行きました。役所の担当者に聞いたところ、本庁だけでしかパスワードの再設定ができる端末が無いので、平日の昼間だけしか対応できないとのことで、お勤めの人にやさしくない仕組みとなっています。

マイナンバーカードの読取りのための環境設定については問題は起きませんでしたが、バージョンの確認や、どのソフトウェアを選べばよいのか確認する必要がありますので、挫折する人が多いのではないかと思います。

私の本職がシステムの企画であるため、今回の体験が反面教師として良い機会となりました。

e-taxの手続き自体は、取寄せた書類を見ながら該当項目を入力すれば良いだけなので、インターネットができる人であれば難しいことはありません。是非、マイナンバーカードの機能を活用して自宅にいながらの手続きをしてみてください。

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