マイナンバーカードの安全性

以前の記事で確定申告と住宅ローン控除の申請のためにマイナンバーカードを利用したことを記しましたので、今回はその取得方法の前段階として、マイナンバーカードの安全性について解説します。

昨今では公的証明書(身分証明書)として運転免許を持っていない人も増えてきたそうですが、身分証明書として利用できたり、e-taxの利用、コンビニでの証明書取得と便利なものです。

しかし中にはマイナンバーカードは個人情報の漏洩の危険性が高いという認識もありますが、そんなことはありません。まずは安全性について説明します。総務省の回し者ではありませんが、これを利用することで利用者自身やサービスの提供者(自治体、民間企業)の双方に利益があるため知っていただきたいのです。

★個人番号が他者に知られたら危険なのでは…
個人番号だけ知られても危険はありません。氏名・住所・生年月日・ICカードのパスワード・顔写真との一致がなければ悪用できません。これは運転免許証とほぼ同じです。

★マイナンバーカードを作ることで落とすリスクが増えるのでは…
紛失するリスクは増えますが、紛失したことを届け出れば利用できない様にできるため、安全です。
利用停止手続きをしないまま、他人に盗用され、カードの顔写真を巧妙に入れ換え、行政手続きを行う等悪用されるリスクはあるかも知れません。しかし、幸いに重要な手続きには専用のパスワードを問われるため、対策がされていないわけではありません。券面に表示された文字情報の偽装対策もされています。
免許証とマイナンバーカードの違いはそれに紐付けられる情報の違いによるリスクの大きさです。将来的に病院の診療履歴や銀行口座についても紐付けられるため、手続き窓口での本人確認の際になりすましに成功してしまうとリスクがあるかも知れません。それらの情報は各々独立しており、芋づる式に様々な情報にアクセスできる様にはできていないので、そこは安心してください。
また、マイナンバーカードを盗用され、ICカードのパスワードまで漏洩してしまった場合はその影響は大きいといえますので、その点での皆さんが不安に思うのは仕方ありませんが、それが起こる確率は本当に高いのでしょうか。

★役所が発行したものをすぐに停止できるのか…
24時間365日専用のコールセンターにて利用停止の手続きが取れます。

★カードに必要以上の個人情報が入っているのでは…
ICカードの中には「電子証明書」の情報が入っており、氏名・住所・性別・生年月日と、証明書の有効期限・証明書の発行者・番号がありますが、これを読み出すためには専用のパスワードが必要になりますので、容易に知ることはできません。
また、「税関係情報」や「年金関係情報」等のプライバシーに関わる内容は入っていません。

次回利便性について記します。

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