スーパーモンスターウルフ 狼の咆哮を放つフィギュアで害獣を撃退

千葉県はイノシシやシカのパラダイスであり、年々その食害が増えていることは以前紹介しましたが、木更津市において秘密兵器”スーパーモンスターウルフ”(産経ニュース)が試験的に導入されるそうです。参照元の写真の狼は凶悪で頼りになりそうですね。

防護柵や猟師や犬に頼らない対策としては、他にもドローンから銃声を発するものなどがある様です。猟師や犬による追い払いは時間的な制約や維持費が必要になることから、それらに頼らない取組みは是非成功して欲しいと思います。

少し残念なところが、スーパーモンスターウルフは狼のビジュアルと狼の咆哮による視覚と聴覚から、害獣の遺伝子に記憶されている狼への恐怖心を煽るというもので、臭覚への刺激がないことです。イノシシは特に臭覚が発達しているため、効果的に恐怖心を煽るには狼の臭いもセットにした方が効果的ではないかと思うのです。

スタジオジブリの作品”もののけ姫”にもイノシシ族が登場しており、その長である乙事主(おっことぬし)は老齢で視覚が衰えていますが臭覚は鋭敏で、その敵である人間がイノシシの皮とイノシシの血で偽装した狩人”ジバシリ”に遭遇した際、乙事主はイノシシ族の仲間戦士たちが黄泉の国から帰ってきたと錯覚してしまいます。

それに現実世界でもイノシシの臭覚は数キロ先の地面に数十cm埋まっている筍の新芽の香りを嗅ぎ取り、食べるという程、イノシシは臭覚を頼りに活動しています。

視覚と聴覚で狼の恐ろしさを思い起こさせるという今回の取組み、どれほど成果があげられるのか結果についても調べたいと思います。

中には本物の狼を野山に放つことで、野山の生態系を本来あるべき姿に戻し、獣による農作物の食害を減らそうという劇薬ともいえる案もある様ですが、それに比べたら人間がコントロールできる安全な処方箋といえます。

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