シバイヌ主義と愛犬のゆず

最近はビーフジャーキーなどのご褒美の効果もあり、愛犬のゆずは”待て”や”つけ”に応えてくれるようになりました。元気すぎるほどで、毎日の散歩で私のほうが運動をさせてもらっています。


車の近くを通るとドアを開けて欲しそうに停まります。散歩も終わったし、お出かけしない?といったところでしょうか。


小さな熊の様な表情ですね。おやつウマ~といっている様です。


今年1月22日関東で大雪だった日の翌朝です。いつもそこにある筈の雑草を見つけて、匂いを楽しんでいます。

ご覧の通り、ゆずは柴犬の血の濃い雑種なのですが、ご褒美がない限りは積極的に私の指示に従うことはしません。でも気が向いたときには従ってくれるので、気分屋なのかなと思っていました。そんなあるとき、たまたま本屋で見つけた本”シバイヌ主義”に書いてある内容が、まさにゆずの特徴と重なり、妙に納得したことがありました。

※シバイヌ主義には多くの柴犬に見られる48(しば)の特徴が書かれています。

一番しっくり着た内容は”サービス残業しない主義”です。この文字面だけで昨今の働き方改革の風潮を反映していて笑えるところなのですが、これは報酬がない限り従わないということをいっています。これはゆずにも大いに当てはまるところで、おやつを貰えることが分かっている場合は待て、つけ、お手、お座などの指示に喜んで従います。しかし、おやつが貰えないと分かっていると、指示をしてもなかなか従わなかったり、従うフリをして様子を伺うなどします。

それに対して、チワワやダックスフンドなど洋犬の多くは飼主に喜んでもらうことを生き甲斐としている様な行動をします。筆者はこれをサービス残業と書いています。

また、散歩のときに自分の興味のある場所にどんどん行ってしまいます。特に散歩の開始直後に猛ダッシュ、道端の雑草をクンクンするのは毎度のことです。飼主との散歩を楽しむよりも、自分の興味・関心を優先させるところがります。シバイヌ主義ではこれも柴犬の特徴であるとしています。

それを見て私は、ああこれはゆず固有の性格が原因ではないんだなぁと、柴犬なら当たり前のことなんだ、きっと他の柴犬の飼主さんもきっと苦労されているんだろうなと安心しました。

それでも散歩のときに好き勝手に歩いている場合、リードでほんの一瞬ピシッ引いてショックを与えたり、待て!!の合図を出すと、ゆずは”あっ。何か御用ですか?”とこちらに注意を払ってくれる様になったのです。信頼関係が深まったのではないかと思います。この飼主さんはおやつや食べ物をくれるし、指示に従った方が得だなと思っているかも知れませんが。

理由はどうであれ、散歩中にチラッっとこちらを振り向いてくれたり、獲物の鳥を探してくれたり、番犬として自宅の裏道を通る不審者を知らせてくれたりと、言葉で通じない分、一生懸命に行動してくれるところは本当に愛くるしいものです。

柴犬は自分で考え自分で行動します。飼い主に依存し過ぎないため、ペットというよりは頼もしいパートナーのような存在です。

興味をもったら”シバイヌ主義”、読んでみてください。1000円前後で柴犬の特徴・魅力が分かります。

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