散弾銃の絞り(チョーク:choke)について

散弾銃は一つの弾丸の中に複数の弾が出ることはご存知と思います。そのためBIO HAZARDの様なゲームでも複数の敵にダメージを与えることができる銃として登場します。

しかし、実際にはゲームの中で発砲するほどの至近距離(5m~15m)ではほとんど弾が散らばらりません。有効射程距離は50mまでと意外に遠くの標的を狙うことができます。実際に鳥猟を模したトラップ射撃では20m~50mの中でクレーを撃ち落とします。

その射程距離を狙う場合にも弾の散らばり具合を調整する部品がチョークです。近い標的に対しては広く散らばる様に、遠い標的に対しては拡散を抑える様に調整することで的中率を上げることができる様です。以前に上下二連銃が射撃に適しているという話をしましたが、一発目が出る下の銃身は絞りが緩く(3/4絞り)広範囲に散らばる様になっており、二発目が出る上の銃身は絞りがきつく(フルチョーク)狭い範囲に散らばる様に2種類のチョークがついているので、より当たりやすい様になっています。

※上下二連銃とは銃身が縦に2本付いている銃です。自動銃やポンプアクションの銃は単身銃ですので、射撃中にチョークを替えることができず射撃では不利といえます。

上下二連銃

自動銃(またはBIOHAZARDでお馴染みのポンプアクション銃)

広く散らばる様にすればより広範囲が狙えるて当たりやすいと考えられますが、弾が広がり過ぎるとクレーに当たる弾の粒が少なくなり、クレーを破壊することができないため、遠くに飛んで行ったクレーは絞りを強くしたほうが良いのです。鳥猟の場合も同じで的中する弾の粒が少なければ、鳥は傷つくだけで逃げてしまい、いわゆる半矢となります。

射撃練習で一の矢に適している3/4のチョーク、二の矢に適しているフルチョークの両方を試し撃ちをしましたが、30%くらい的中率が変わることを体感しました。本気でクレーを撃ち落としたいなら上下二連銃でなくては良いスコア望めなさそうです。

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