狩猟鳥獣 ~捕獲しても良い鳥獣~

狩猟鳥獣は鳥28種、獣20種が環境省によって指定されています(詳細は以下のリンクをご参照ください)。ミンクやシマリス・タイワンリスも対象となっているのには驚きました。
狩猟制度の概要

狩猟免許をとりたい人や猟師は覚える必要があります。免許試験のうち実技試験の出題には地域性があり、千葉県では鳥猟が主流のため、写真やイラストに描かれた鳥が狩猟対象か否かを判別するものでした。

私が住んでいる場所は利根川に程近い場所です。河川には水鳥が泳ぐところが多く、この辺りは鳥猟をする人も多くいます。

その中でも人気があるのはマガモ、キジ、キジバトの狩猟だそうです。これは肉質がよく野生肉の中でもとても美味しいからです。
マガモは鴨鍋でお馴染みと思いますが、皆さんが食べている鴨鍋のほとんどはマガモではなく、アイガモだそうです。アイガモの方が臭みやクセがなく食べやすい肉となっており、いまでは高級料亭等に行かなければ食べられないのがマガモです。

実際に利根川沿いの鳥屋猟で獲れたマガモの鴨鍋を食べましたが、味が違いました。正確にいうと鍋に出る出汁の味がより濃厚で油もあっさりした味わいでした。より歯応えがあるというのも特徴的です。
なんと食べたときに散弾の粒が肉の中に入っていたのでとても驚きました。間違えなくその日獲れたものであることが分かり、非日常の貴重な体験をしました。

キジは猟師歴50年のベテランさんが最も美味しい肉だといっていました。鳥は血抜き等の下処理がイノシシや鹿等の獣よりも手軽であるため、好まれるともいっていました。
またキジバトは親父がよく食べていたといっており、スズメやヒヨドリよりも美味しく素人でも獲れるため地元ではメジャーな食べ物だったと聞きます。

デー・デー・デ・ホッホーの声は田畑や林がある土地に住む人であれば聞いたことがあると思いますが、あれがキジバトの鳴き声です。我が家の近所でもよく見かけ、人が近づいてもなかなか逃げませんので、素人でも獲れるというのにも頷けます。公園等にいる青みのある灰色のハトはドバトといって、さらに人に慣れていますがキジバトとは種類が違います。

我が家の近くでは朝にキジが鳴くようなところなので、狩猟にもってこいだと思っていたのですが、人家が密集しているため銃が使えないところが多く実際には少し遠出をしなければなりません。来期の猟期が楽しみです。

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