私が所持している猟銃は鳥猟用の銃身(リブ銃身)を装備したレミントン11-87です。自動装填式の散弾銃ですが、全身がスチールのためベレッタ製のものより重いものです。
昨年は猟期に間に合わず、今年から狩猟を初める予定です。まずは鳥猟から経験し、道すがらイノシシ・シカも狙おうと目論んでいます。
そこで問題となるのが、散弾銃には鳥猟の銃身と四つ足獣猟の銃身の2種類があり、微妙に照準が異なる点です。つまり、一つの銃身で鳥猟と四つ足猟を同時にすることは難しいということですが、ギジバトを追って竹やぶに入ったら、イノシシに遭遇した…となったときに銃身を替えている余裕はないのではないでしょうか。
その解決策を調べた結果、以下のような方法がある様です。
①銃身を2種類持ち歩き、遭遇した獲物に合わせて交換する
②リブ銃身にスラッグ用サイトを取り付けて対応する(サイトの着脱はせず、装着したまま鳥猟も行う)
③リブ銃身のまま対応する(リブについた照星で四つ足猟も行う)
どの方法でも安全面では問題がないことを老舗銃砲店さんに確認をとっております。ただし、スラッグ弾を撃つときにはチョーク(絞りを調節する器具)をはずす必要があります。1発目に散弾、2発目にスラッグ弾を装填する時など、注意しましょう。
①は命中精度が最も高いですが、替え銃身の費用が掛かり、また荷物が重くなります。
②は鳥猟の命中精度が下がり、四つ足猟の命中精度が高いです。またサイトの費用が掛かります。
③は四つ足猟の命中精度に不安がありますが、追加費用は掛かりません。
銃砲店さんのアドバイスではまずは③でスラッグ弾の着弾を見極められるか試してみてから、駄目ならば②、③を検討してみてはということでした。売り急ぐことがない顧客思いの店長さんでした。
ということで、まずは③を試すべく射撃場に行くことに決めました。散弾に比べてスラッグ弾を発射したときに受ける衝撃はすさまじく、撃つことをためらう程といいます。それに慣れるためにも良い機会になるはずです。衝撃対策としてタオルを用意すると安心だそうです。