クマは観光資源になるのか

ぬいぐるみ等の可愛いクマの話ではありません。実際に日本列島に生息するクマの話です。

最近東北地方では人がクマに遭遇したり、襲われたりするニュースを多く目にする様になって気がします。実際に年間20人~40人が死傷しているということも書かれています。
クマ被害を減らすにはどうすればいいのか 「観光」しかない

本州にはヒグマがいないとされておりますので、多くはツキノワグマによる被害があるものと思われます。山菜取りに山に入った人が襲われるだけでなく、人家に入り米糠を食べたりと、森の中だけでなく人が住む地域にまで出没し始めている様です。

その原因は山と人家を隔てる里山が荒廃し、クマが住む領域が拡大したことにあるとされています。さらに人から食べ物を奪う、人を襲うことで簡単に食べ物が手に入ることを知り、また人は怖くない存在であることを学習したクマが出てきていることで、人とクマの遭遇率が上がってきている様です。

このような人を恐れないクマは新世代熊とも呼ばれています。
熊にも世代間ギャップがあるそうです。

新世代クマに遭遇したら逃げるしかありませんね。例え”てつのつめ”を装備していたところで、倒せたとしてもHPは残りすくないか、ほとんどの場合こちらがやられます。

冒頭のニュース記事でもやはり対策として里山の整備が必要とされていますが、それを整備することに民間企業のメリットはなく、公的な費用も限られているため難しく、その整備費用をクマを観光資源として確保しようと記されています。

また、記事中ではカナダでクマを観賞できるよう整備して成功している事例が見られますが、日本で観光化するためには課題がありそうです。カナダの熊は草原にも生息するグリズリー系と思われますが、日本の熊は森や山中に生息するツキノワグマがほとんどです。ということは森を切り開き山道を整備し、防護柵を設置する必要があります。また森から顔を出してもらう工夫が必要になります。課題は多いようです。

私は観光とするなら食(ジビエ)に繋げる方法もあるのではないかと考えます。捕獲したクマをしっかりした設備で処理し、料理人が調理して振舞う。その過程を観光化しても良いかも知れません。鹿の狩猟体験と料理を観光化している事例も出てきています。
命と食を学ぶ狩猟体験ツアー by星のや富士

過疎化によって荒廃する様な地方都市の観光資源といえば、やはり特産物ではないでしょうか。豊かな自然に育まれた野菜や肉は日本人だけでなく、安全で高品質の日本ブランドとして外国人にも魅力的に感じてもらえるはずです。

と偉そうなことを書きましたが、私にはクマを捕獲した経験はありません。まずは農作物の食害の原因となる鳥類や小動物から捕獲していき、ゆくゆくは大型獣を捕獲に挑戦し少しでも被害が減らしていけるよう活動します。

レスポンシブル




スポンサーリンク
レクタングル大




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル大