ガムは味が長く続かない…逆転の商品戦略

眠気覚ましや集中力を高めたいときにガムを食べると良いことは皆さんご存知の通りと思います。眠気覚ましにはドリンクやタブレット(フリスクやMINTIA等)がガムに取って代わりつつありますが、集中力を高めるためにはガムが有効であることは変わりありません。

野球を観たことがある方であれば、外国人選手がよくガムを噛んでいるのを見たことがあると思います。これは力んだときの歯へのダメージを和らげる役割をしているといわれています。
打撃の瞬間に力を込めるため歯を食いしばることとなるのですが、何も噛んでいないと歯にダメージがあり、かの有名な王貞治監督(もと選手でホームラン王に何度もなった人で、長島茂男選手と同時代の人)はこれが原因で奥歯が擦り減ったとコメントしているくらいです。

しかし、ガムの欠点は味が長続きしないことです。モノによっては2~3分ほどで味がなくなってしまうため、すぐに食べきってしまうことです。私も仕事中にガムを噛むのですが、1セット100円程度のガムが1時間ともたなかったこともあるくらい味が長続きしません。

これに対してガムメーカーも味が長続きするガムを販売し始めました。有名どころのクロレッツがもっとも長いそうで、ガム1粒でなんと20分も味が続くそうです。制作会社は「スッキリ感30分長続き!」としているので、人によっては30分味を感じることができるのかも知れません。

味の続く時間をレポートした以下のようなサイトもあります。
ガム53種類食べ比べ。最も味が長続きするガムはこれだ!<http://tuitui.jp/2010/04/c01-gam.html>

同じ量で持続時間に18分程度の差が出てしまうということに驚きました。クロレッツ…確かに長続きですが、競合商品との差別化に成功しても採算はとれるのでしょうか。きっと取れるんでしょうね。一見制作会社が損しそうな、商品の味が長持ちさせる(=大量に売れない)といった考えをもとに商品化できることはすばらしいと思いますし、参考になります。

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